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  • 執筆者の写真奥村 きょうこ

絶対にマネしてはいけない!オリンピック閉会式で使われた英語表現

更新日:2021年9月1日

【 "Ladies and gentlemen" は時代遅れ 】


東京オリンピックは閉会し、パラリンピックですね。 私は最近、「うちの子(小6)はパラリンピックの学校観戦に行けるのか!?問題」でざわついております。 おそらく、学校か区が一律で決めてしまうので、私たちに選択権はないでしょう・・・ さて、今回のトピックは、発信すべきか迷いました。 オリンピックの閉会式。多くの方が尽力して下さっている会なので、ネガティブなことは発信したくないのですが、 「日本人ビジネスパーソンがグローバル社会でも通用するよう、英語の面でサポートする」 のが私のミッションなので、あえて発信することにします。

photo credit: Kawita Chitprathak

オリンピック閉会式を観ていて、衝撃を受けたことがひとつありました。 それは、 "Ladies and gentlemen,... " とアナウンスが流れたことです。 意味は、「(紳士・淑女の)皆さま」。 実はこの表現、だいーーーぶ時代遅れなんです。 「紳士」とか「淑女」とか、古めかしい言葉だから、という次元ではなく、 時代に合っていないため、ビジネスの世界ではタブーとされ、 今や誰も使っていないと思われます。 なぜかというと、いまどき、人々を、【紳士=男性】と【淑女=女性】2つのタイプに分けることは、最近の「多様性を認める社会」だとか、「インクルーシブな社会」を目指す動きと逆行しています。 世界は今、【男】、【女】以外の性を認め、全てを受け入れる方向に動いています。 2018年、カナダの航空会社 Air Transat と Air Canada は、"Ladies and gentlemen" 及び "Mesdames et messieurs" (同意味・フランス語)を使うことをやめると表明し、2019年には世界中の航空会社が追随しています。(脚注1) 日本航空も、今年からやめるそうです。(脚注2) そう言えば、以前は、機内アナウンスの冒頭で Ladies and gentlemen, って言ってましたが、最近は聞かないですよね。

今は、機内アナウンスの冒頭では "Attention, all passengers, "などと言っています。 オリンピックはスポーツの祭典なので、男女の区別をハッキリとつけて競技をするもの。 だから、オリンピックの閉会式でも "Ladies and gentlemen," が使われたのかなぁ、なんて思ったりもしたのですが、閉会式は、どちらかというとエンターテイメントの要素が強いので、やっぱり今は、"Ladies and gentlemen, "は避けるべきだった、と個人的に思います。 エンターテイメントと言えば、日本のディズニーリゾートは、"Ladies and gentlemen, boys and girls, " というアナウンスを、全てのアトラクションやショーで、今年廃止するそうです。(脚注3) 昨年、ワシントン大学で受けたグローバルビジネスの授業でも、エグゼクティブプレゼンや、マーケティングイベント等、ちょっとかしこまった場面で使いそうになるけど、決して使わないように、と学びました。 ですので、グローバル社会で活躍する皆さんは、絶対にマネしないでくださいね。 脚注1 CTVNews.ca 2019/10/17配信分記事より 脚注2 HuffPost 2021/3/25 配信分記事より 脚注3 同上 <<3ヶ月で「職場で話せるようになった」効果を実感>> ✅10年間、重い腰が上がらず、英語を先延ばしにしてきた外資系企業のビジネスマンも、 ✅英語の会議で思うように発言が出来なかった日系企業のプロジェクトマネージャーも、 ✅育休から戻ったら社内の英語環境がレベルアップしていて焦っていた外資系ママも、 3ヶ月で「職場で話せるようになった」効果を実感頂いています。 コーチングしながら、教えることも可能です。 英語教育の最前線にいるプロですから、安心してお任せいただけます。


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