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  • 執筆者の写真奥村 きょうこ

今まで理解していた「多様性」よりも もっと高い次元

こんにちは。英語習得コーチ/株式会社セイルの奥村きょうこです。


一昨日(2022/8/25)、熊本のコミュニティラジオ放送局、熊本シティFMの番組「ダウンタウン・ストリート・ショップ」にゲスト出演させていただきました。



私がこどもの教育のために家族でシアトルに一時的に移住したことと、

ジェンダーニュートラルランゲージワークショップ」を展開するために株式会社を設立したことについて、お話させていただきました。


とにかくとても緊張したのですが、メインパーソナリティーの南良輔さんがうまくリードしてくださったので、とても話しやすかったです。(あとで伺ったのですが、やはり、リスナーの皆さんの心に留まるような展開にするよう、工夫されているとのことです。さすがプロだなぁ)


そして、南良輔さんも、パーソナリティーの長江浩史さんも、私の話に対してとても嬉しいコメントをくださいました。


例えば、アメリカに行く前と行った後では、こども達にどんな変化があったか、について南さんが尋ねられたので、アメリカに行く前は学校に行きずらい時期があった上の子が、アメリカで「多様性」を肌で感じて、「人と比べることに意味がない」ことに気づき、「人と違って良い」ことを学んだ、とお話しました。


すると、長江さんが、「『人と違って良い』ってことが【多様性】であるっていうのは、今まで自分たちが理解していた【多様性】よりももっと高い次元にあるなぁ」とおっしゃってくださいました。


私が思っていることを瞬時に言語化されてさすがだなぁ、と感動しました。


というのも、私は常日頃から、人種、性別、年齢、社会的属性など、何らかの枠組みを取り払って「個」に焦点を当てると、その個人はそういった枠組みから自由になり、能力を発揮しやすいと信じているのですが、人種だの性別だの言いだすと、結局人々が一般的な理解としてとらえている【多様性】と変わらないので、うまく伝えることがなかなかできないのです。


しかし、【多様性】とは、もっと高い次元で「個々が違って良い」ってことなんですよね。



さらに、ジェンダーニュートラルなことばに関して、英語は下記のように変わっていることをお話しました。


fireman (消防士)→ firefighter

policeman(警察官) → police officer


約20年前からこのように男女両方を表せるように中性的なことばが今では使われていること、そして、元々男女の区別があったwaiter (ウェイター)、waitress(ウェイトレス) が、今は server と呼ぶようになったことをお話しました。


すると、南さんも長江さんも、これらの言葉の変化に気づかずにいると、知らず知らずのうちに、相手に配慮ができていない状態になる、と瞬時に理解してくださり、南さんは「目からうろこ」とコメントくださいました。



実はこれとほぼ同じコメントを、「ジェンダーニュートラルランゲージワークショップ」を受講くださった方もおっしゃっていました。


自分はそんなつもりないのに、言葉の変化の知識を知らない・または使えないと、知らず知らずのうちに、話し相手を傷つけてしまっていた可能性があるのです。


英語を使ってお仕事する方は特に、気をつけていきたいですね。



次回のオンライン開催:

9月1日 木曜 13:00 - 14:30 (英語指導者向け)

9月5日 月曜 09:00 - 10:30(英語指導者向け)

9月11日 日曜 09:00 - 10:30


グローバル社会の素養としての、英語の変化を身に着けたい方は、下記ボタンよりお申込みへお進みください。




Have a nice weekend,

奥村 きょうこ

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